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塗り物あれこれ

 

飛騨春慶塗の歴史

飛騨春慶塗の歴史
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飛騨春慶塗の歴史
2012-08-06
飛騨春慶塗について

飛騨春慶塗は岐阜県の古都 高山市で生産される塗り物です。

 いきなり余談ですが、以前は京都のような古い街並みが残って
いるということで、飛騨高山の冠に“小京都”と付けていました。
 現在は付け無いのが普通です。
    
 これは、高山市が京都とは町の成り立ちが違うということで
“小京都評議会”なるものから、 高山市が、脱会したためです。
 石川県の金沢市なども同様に現在では、小京都という冠
は付けていないと思います。

飛騨春慶塗特徴は、他産地の漆器のように、
黒や朱といった色漆を使わず、
また蒔絵や沈金といった絵付けを一切していないことです。

透き漆を塗上げることで、天然の木のもつ木目をより美しく際立たせます。

 当店でも従来、古くからの飛騨春慶塗とともに、
 現代の製法を取り扱ってきました。
 さらにこれからは、
 他産地とのコラボレーションでより新しい
 飛騨春慶塗を提案したいと思います。


飛騨春慶塗の歴史

飛騨春慶塗は約400年の昔、高山城主 金森長近公の時代、

大工がたまたま打ち割ったサワラ材の杢目の美しさに魅せられ、盆に仕立てたものを、
御用塗り師成田三右衛門手により、透き漆を塗り上げて、
城主の子金森重近(後の金森宗和)に献上したのが始まりとされています。
 

材料の話

材料の話
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材料が入荷しました。
2012-09-07

昨年末に発注しておいた材料が入荷しました。

  これまで、一つの樹種を材料としてきましたが、
  昨年あたりからいままで使っていた材料が手に入らなくなりました。

今年は、色々な樹種を仕入れました。
サワクルミ・シナ・サクラ・イタヤ・ホウ・ケヤキ・ヒノキ・ベイヒバなど、
トレーラー3台分の仕入です。

現在高山の飛騨春慶塗製造元で、毎年これだけの材料を仕入、
原材料の乾燥から製品の仕上げまで一貫して行っているのは当店だけです。


ここでは、飛騨春慶塗の木地を作る材料のお話をします。

木地の材料となる材木は基本的に冬から春先に切り出したものを使います。
これは、冬の間は寒さで根から吸い上げる水分が少なくなるからです。

木は春になると地中から水を吸い上げ新しい成長の糧とするのです。

 
板積み作業
2012-09-06
板積み作業。間に隙間を造って積み上げます。
この状態で一年以上置きます。使うのは来年になってから。
入荷した材料は、いくら水分が少ないとはいえ、
生きている自然の木なのです。
やはりかなりの水分を含んでいます。

このままでは、曲がったり割れたりと使い物になりません。

束ねてある板を間に隙間造って、一枚一枚積み上げます。

この作業が大変です。まだ多くの水分を含んだ板はかなり重いです。
一日板積み作業をすると、腰が痛くなります。

              もちろん私はやりませんが。

積み上げた板は、崩れないようにしっかり置いて天日乾燥させます。

この状態で1年以上風雨にさらされながらも板の中の水分が減って行きます。
この材料を、使うのは来年になります。
 
材料の乾燥・木取
2012-09-05
人口乾燥の終わった材料。このまま屋内で1ヶ月ほど“もどし”をします。
製品に合わせて木取ます。材料を無駄にしないよう、取れるところで取れるサイズに木取ます。
丸くカットした材料。これを生産に合わせて、ロクロ職人に渡します。

材木は乾燥させなければ製品として加工できません。

乾燥は以下の順に行います。

天日乾燥 約1年
 切り出したばかりの材木を板状にした後、積み上げて野外で乾燥させます。
 その間約1年。
 その間は、買い付けにかかった費用が寝てしまいます。
 経営者としては、資金繰りが結構大変です。

人口乾燥 約10日
 天日乾燥をして、中に含まれる水分が20%以下になります。
 この材料を、乾燥機に入れて人工的に乾燥させて、さらに水分を抜きます。

 人口乾燥により水分量は10%以下になります。

もどし
 人口乾燥の終了した材料を、屋内でしばらく置きます。
 当店では約1ヶ月程度でしょうか。
 これにより、材料が空気中の水分を吸います。これにより若干水分量が上がります。

これで乾燥の作業は終了です。
“天日乾燥”から“もどし”が終わるまで14ヶ月くらいはかかるでしょうか。
この後“木取”を行います。

“木取”とは、造る製品に合わせて材料を切り分けることです。
当店の自社工場では“ロクロ物”と呼ばれる丸い製品のみをつっくていますので、
木取った材料は全て丸い板状になります。

木取は1枚の板から様々なサイズを切り分けます。
いろんなサイズの木取材を用意しても、全てのサイズが売れていくわけではありません。
製品は“売れ筋”というものがありますから、
売れるサイズだけを木取すれば良いと考えがちです。 

売れるサイズだけを木取すると、捨てる部分も多くなります。
貴重な天然の材料です。
無駄にしないよう、なるべく捨てるところを少なくします。

<<株式会社 中山漆器>> 〒506-0057 岐阜県高山市匠ケ丘町1番地87 TEL:0577-32-6479 FAX:0577-34-7546