【他のサイズ】
■9.0 :径26.7 × 高さ2 cm 5,980円
【生産工程】
材 料:天然木無垢板(自然乾燥2年間の後人工乾燥)
木地生産:ロクロ師により一個々手造り
下 塗:パテによる穴埋め2回
ウレタンサンディングにより3回塗
上記の作業後に毎回表面を研ぎ作業5回
上 塗:塗り師による手塗
従来飛騨春慶塗では、下塗りから漆を使って目止めを使って木地固めをします。
現在では、ミルクカゼイン水で溶き、黄色く着色して、下塗りをします。
その後中塗に摺り漆をいた後、上塗りの春慶漆を塗ります。
高山の他店では、多くがこの方法で製品を造ります。
当店ではこの方法はとらず、下塗りにウレタン塗料を塗り重ねます。
他店の方法では、下塗りのカゼインや上塗りの漆は空気を通すため、
完成品でも、冬場の乾燥などにより、製品がゆがんだり、割れたりします。
当店の製品は、ウレタン塗料を使用することにより、空気を遮断し
変形や割れの少ないより丈夫な製品として販売しています。
【豆知識】
弊社の飛騨春慶塗 丸盆は、
従来の飛騨春慶塗に比べ、漆に混ぜる油を減らし、たっぷりと塗ることで
色を濃く仕上げています。
漆は時間の経過とともに色が変化します。
特に春慶塗は、着色しない透漆を使用するため、
時間とともに明るい色に変化し、木地の杢目が透けて見えてきます。
厚手に塗られた漆の質感が、
よりしっとりと天然木の杢目を引き立てます。