【色展開】
■焦げ茶色の製品が“神代”。赤い製品が“茜”になります。
どちらも、漆(うるし)を摺り込むようにして塗る、摺り漆といわれる技法で仕上げます。
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ロクロ物と呼ばれるお椀やお盆などくり貫きの丸い器。
漆器の中では古くからある定番品です。
特に石川県山中町は、ロクロ物の産地として有名です。
特に欅(ケヤキ)材をくりぬいて作る製品は、
非常に質の高い製品ばかりです。
木の器、ロクロ物のように無垢材をくりぬいて作ったお椀は、
保温性が高いことで知られています。
温かいものは、温かいまま、
冷たい物は冷たいまま、食べるのが一番おいしいですよね。
保温性が高いということは、中の温度が手に伝わり難いということです。
「厚いお味噌汁なども、椀が熱くて持てない」
などということが無いのも、保温性の高さの賜物です。