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斐太歳時記

斐太歳時記
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斐太(飛騨)歳時記Vol.81
2014-04-21
松の実を好んでたべます。
オレンジ色のオスと地味な茶色のメス
嘴を閉じると交差しているのが特徴です。
高山もようやく桜が咲きました。
今日あたり満開になっています。
でも、寒い、一日中ストーブつけています。

昨日は、例年、春なると出かける峠道を歩いてみました。
先週ようやく除雪が終わったばかりで、日陰は雪に覆われています。
まだ寒く、夏鳥などはあまり期待していませんでしたが、

一度、野鳥にであうと、いるわいるわ、

ヒガラ・コガラ・シジュウカラ・ゴジュウカラ・エナガといった常連はもちろん、
ミソサザイやアカゲラもいました。

珍しいところではヤマドリ・コマドリ・カヤクグリ
ルリビタキなどは、10数羽はいたでしょうか。

この時の写真はまた後日。

今日は、冬に見られる赤い鳥 “イスカ”です。
冬になると渡ってきます。

私が見かけるのは、3月終わり〜4月が多いでしょうか。
特に今年はよく見かけました。

5〜10羽程度のむれで “ ピッツ ピッツ ”と鳴きながら樹から樹へ飛んでいきます。
特に松の実を好むので松毬(マツカサ)の多くつい赤松の木では、
長時間とどまって松の実をべています。

“イスカ”は特に松の実を好むので、
嘴は松の固い笠をこじ開けるよう、特徴のある形をしています。
ほとんど囀ることはないそうです。

2〜3年前に初めて見るまでは、
まったく知らなかった野鳥ですが、
気にしてみると、結構よく見かけます。



 
斐太(飛騨)歳時記Vol.80
2014-04-15
昨夜の夜祭。中橋の上
春祭りの屋台は12台。高山では山車とはいいません。
4月14日〜15日は春の高山祭です。
昨日は、夜祭が開かれました。

春祭は、山王祭ともいわれ、日枝神社を社に行われます。
高山市の“古い町並”といわれる、
上町や赤い欄干の中橋・陣屋周辺で、屋台の曳きまわしが行われます。

まだ、高山では桜もほとんど咲いていません。
梅がようやく5分咲きといったところでしょうか。

ただ、日中は昨日・今日と非常に良い天候に恵まれて、
平日にもかかわらず、多くの観光客でにぎわっているようです。

秋の高山祭もそうですが、
当店は、両方の祭にまったく関係がないので、
ほとんど見に行くことがありません。

特に春祭りは、まだ寒いので、夜祭などは見に行ったことがありません。
写真も、従業員が撮ってきました。



 
斐太(飛騨)歳時記Vol.79
2014-04-04
地味な色ですが、薄暗い水の上では結構目立ちます。
赤い目が特徴です。
4月になって一気に暖かくなりました。
あれほどたくさんあった雪の山もほとんどなくなりました。

どうも冬の間は、更新がおろそかになってしまいます。
そうこうしているうちに、周りの山野も騒がしくなってきました。

地面が雪に覆われているうちはあまり見かけない
ツグミのような冬鳥も雪解けの季節とともに姿を見せます。

その他にも、今年はヒレンジャク・イスカ・カシラダカ・ジョウビタキといった
冬鳥をよく見かけます。
シメも良く見かけました。

一方で雪がなくなると春の鳥も姿を見せます。

会社の近所では、サギが巣作りを始めました。
アオサギ・チュウサギ・ダイサギなどが既にいるようです。

3月の半ばにはヒバリが囀りはじめましたし
モズやムクドリ・イカル・トラツグミなども姿を見るようになりました。
フクロウの鳴き声も聞こえてきます。
イワツバメがわたってきたと思ったら、昨日はツバメも飛んでいました。
例年より少し早いかな。

3月か4月にかけては、冬鳥や夏鳥・留鳥など入り乱れて、とても賑やかです。

たしか昨年末の前号で「この冬は、高山で見かけるカモの仲間を紹介します。」
などと言っておきながら、まったくできませんでした。
そこでちょっとだけ紹介します。

渡の途中の羽根休めでしょうか、
コガモの群れの中に一羽だけ見慣れぬカモがいました。

“ホシハジロ”というそうです。

グレーと黒の体に茶色い頭。真っ赤な目が特徴です。

水に潜って採食する。潜水ガモです。

見ることができたのはこの日1回だけ。
また、出会えることを期待しましょう。
 
斐太(飛騨)歳時記Vol.78
2013-12-05
オスとメス。朝薄暗いので、ピントが合わせづらい。
カルガモと一緒にいました。大きさがわかります。
ちょっと露出オーバー気味ですが、翼鏡の色が見えます。
朝が寒くなってきました。
お昼休みに会社の裏山をながめていると、
落ち葉の降り積もった地面からガサガサと音がします。
よく見るとツグミが数羽、餌を探していました。
この冬、初見です。

毎朝歩くのも、まだ寒さに体が慣れていないのと、
6時過ぎまで、陽が昇らないのとで、歩くのもつらくなります。

そこで休みの日に、平日よりも2時間近く遅く歩くのをスタートします。
途中で、夜が明けますから、鳥たちの声が聞こえてきます。

そんな冬の朝早くに、散歩コースにある調整池を除くと、
“コガモ”の姿を見ることができます。

全国各地でみられる小さなカモで、日本で最少のカモになります。
渡ってくるのも結構早く、
今年は10月の終わり頃には、姿を見かけました。

体が小さく、いかにもカモといったかわいさがあります。
前回紹介した、魚食のカワアイサと違い、稲科の水草を主食としています。

茶色の地味な色ですが、
オスは頭が茶色く、緑色のラインがあります。おしりの部分も黄色の羽毛です。
メスは全身が茶色です。

オス・メスともに羽を広げると、鮮やかな緑色の羽毛が見えます。(翼鏡というらしい)
カルガモの青い翼鏡と同じく非常に鮮やかです。

頭のや翼の緑は光の当たり具合で青く見えることもあります。

 
斐太(飛騨)歳時記Vol.77
2013-11-26
白い胴体に茶色の頭はメスです。
黒っぽく見えますが、鮮やかな緑の頭がオス。
結構流れが速いところでも、泳いでいます。ピントが合わない。
11月も終わりになりました。
紅葉も終わり、毎日落ちてくる枯葉の掃除に追われています。

冬になると多く渡ってくるのが、カモの仲間です。
高山は、山間地なので、湖沼はあまりありません。
年中見かけるカルガモも含めて、カモの姿は河川や、調整池などでよく見かけます。

今回からは冬鳥のカモの仲間を紹介します。

初回は、“カワアイサ”です。

冬鳥として、渡ってきます。
アイサ類の中でも最大級の大きさです。
また、“カワアイサ”は魚食のカモです。
よく見かけるカルガモなど草食のカモと違い、嘴は鋭くとがっています。
カモメや鵜などと同じですね。

餌をとるときは、4メートル程の深さまで潜ることができ、
また1分以上潜っていることもあるようです。

群れでいるときは結構動き回っています。
カモ類は、冬場に繁殖の相手を見つけるようです。
この季節は、オスとメスの入り混じった群れでいますが、
オス・メスかかわらずつっかかったり、口を開けて追い払ったりと、よく動きます。

体の大きい割には、警戒心の強い鳥です。
川の中で泳いでいるときも、人影のない場所を好むようです。

川辺を歩いていると、かなり遠くでも、逃げてとびたっていきます。
50メトールくらいは離れていますから、
こちらが気付く前に、飛んで逃げることが多いかもです。

先日の休みに、川で見つけた時も、自動車の中から窓を開けて撮影しました。
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