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店長のお部屋

 

斐太歳時記

斐太歳時記
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斐太(飛騨)歳時記Vol.56
2012-11-14
4月に標高1000メートルくらいの山の中でよく見かけます。
木にぶら下がって餌を探しています。頭の帽子がかわいい。
背中は薄いグレー。

雨が降ったり止んだりの毎日。
一日の中で天気がころころ変わります。
冬の入り口の今頃は、高山ではよくある天気です。

紅葉もすっかり終わり、
当店の敷地に植えてあるイチョウやモミジの落ち葉が大変なことになっています。
完全に落ちてしまうまで、片付ける気にもなれません。

日曜日の朝歩いていたら、ビニールハウスの上に“ノスリ”が一羽。
7〜8メートルの距離しかありませんでしたが、飛び立つ様子もなく、写真をパチリ。
どこかで紹介しましょう。

陸上競技場の周りのサクラの木にカラの混群がいました。
よくみると、その中に“コガラ”が混じっていました。

“コガラ”は一年中山地に住むカラの仲間ですが、
冬になると平地でも見かけます。

前回紹介したヒガラより気持ち大きめ。
丸くふわふわした感じです。

羽毛は灰色の羽に白いお腹。頭の帽子をかぶったように黒くなっています。

ヤマガラやコガラほど動かず、じっくりと餌を啄ばんでいます。

 

 
斐太(飛騨)歳時記Vol.55
2012-11-05
フラッシュをたいて撮影。驚く様子全く無いです。
春先の木漏れ日の中。快晴のなか木の葉が無いと撮影しやすい。
目の前の地面で餌を啄ばんでました。良く見ると何かの種を咥えてます。 
11月に入り、毎日が寒くなってきました。
会社でも自宅でも暖房を、日中でも入れっぱなしになってきました。

そんな中でも朝の散歩は続けるわけですが、
平日は、夏場と同じ時間に歩くので、これからの季節は夜明け前。
真っ暗な中、外灯もない農道を歩くわけです。
時折、フクロウの鳴き声が聞こえるくらいで、当然何も見えません。

土日は1時間くらい遅く歩くので、夜明け前後となります。
やっと、野鳥が活動を始める頃。
高山の冬の朝の特徴で、厚い雲に覆われて、意外と7時頃までは薄暗いです。

一昨日そんな薄暗がりの中、電線に冬の渡鳥“ツグミ”が止まっていました。
いよいよ、冬に突入です。

ツグミについては春先に斐太(飛騨)歳時記で紹介したので、
今回もカラの仲間“ヒガラ”の紹介です。

“ヒガラ”は留鳥ですが春先から夏場は高い山に住んでいます。
私が良く見かけるのは、標高1000mくらいの峠道でしょうか。
春先の雪が残る峠道で良く見かけます。
サイズが小さいので、木の葉の無い時期でないと、じっくりと見えません。

秋から冬にかけては当店の周りでも良く見かけます。
昨日も、散歩コースの桜の木で餌を啄ばんでいました。

大きさはスズメよりもだいぶ小さいです。
シジュウカラのような羽毛の色ですが、
お腹は真っ白。頭も黒い冠のような羽毛があります。

「チーチー」と鳴きながら、松やヒノキの枝を群れで飛び回ります。
シジュウカラやヤマガラと混群を造っていることもあります。

小さくて動きが早く、さらに昨日は夜明け直後の薄明かりの中。
なかなか写真に撮れないので、ちょっと失礼してフラッシュをたきました。

日本では、野鳥の撮影などにフラッシュは厳禁みたいなことを言いますが、
それは、マニアが列を成してフラッシュをたきまくるからです。

海外では、暗いところの撮影は、対象が野鳥でもフラッシュをたくのが一般的なようです。
カメラが何十台も並んで、野鳥の写真を撮ることは無いようですから。
 
斐太(飛騨)歳時記Vol.54
2012-10-26
桜の枝に止まるエナガ。前回のヤマガラと同じときに撮影
目の前で餌取に夢中になっていました。
冬から春の新芽の出る頃までが、探すチャンス。
我が家の正面に見える乗鞍岳や穂高連峰などの山々が、一気に雪化粧をしました。

そろそろ冬支度を始めないといけないですかね。

前回のカラの仲間とは違いますが、
秋から春にかけてシジュウカラやヤマガラと一緒に行動している野鳥が“エナガ”です。

白い綿帽子のような丸い胴体に長い尾を持ったかわいい鳥。
羽にはピンクのアクセント。
山林に住む留鳥です。

カラの仲間と同じく小さな虫を食べます。
ヤマガラが比較的低い場所で菜食するのに対し、エナガは高い場所に居ることが多いでしょうか。
細い枝にぶら下がってさかさまになりながら、虫を啄ばみます。

冬になると数十羽ほどが集まってき「チーチー」と鳴きながら木から木へと移動しています。
木に上の方で「ジュリッ、ジュリッ」という泣き声も良く聞きます。
この泣き声は、警戒しているときの鳴き方だとか。

カラの仲間に比べると尾が長い分大きく見えますが、
体重は5gほどしかないようです。

本当にかわいい野鳥です。
ちょっと野山に出かけたときは、耳を澄まして探してみては。
 
斐太(飛騨)歳時記Vol.53
2012-10-22
木の葉の生い茂る前ならば、すぐ見つけられます。
桜の枝に止まるヤマガラ。桜の葉との対比で大きさがわかります。
昨日の朝。石垣の間に生えたコケで虫をつついていました。
秋も益々深まってきました。
高山も毎朝10℃以下の気温まで下がります。

朝方まだ暗いうちに外を眺めると、満天に冬の星座が瞬きます。
4時半頃だと、私の家の玄関からやや右側にオリオン座と冬の大三角形が見えます。

日中は、晴れるとまだまだ暖かいのですが、
家の周りをノビタキやジョウビタキが囀っています。

斐太(飛騨)歳時記で春頃紹介しましたが、春とは逆に、冬に備えて暖かいところへ渡る途中です。

今頃か良く見かけるのが、先般紹介したシジュウカラと同じカラの仲間、“ヤマガラ”です。
私の大好きな野鳥の一つです。
黒い頭に白い顔。グレーの羽のオレンジ色のお腹。
なかなか色彩豊かな野鳥です。
春ごろには。「ツツピー、ツツピー、ツツピー」と良く囀ります。

ヤマガラは渡り鳥ではなく留鳥なのですが、
夏の暑い時期は、涼しい山の中などに避暑に行っています。
また、木が生い茂るとなかなか見つけられない小さな野鳥です。

秋になると、会社の前の空き地の松林などで幹に付いた虫や松の美を食べています。
毎朝通る陸上競技場の周りでは、植えてある“イチイ”の実なども食べています。

大きさはスズメより小さいくらいで、木の枝に入り込むとなかなか見つからない。
しかも、非常に動きが速い。
夜明け直後や曇りの日の薄暗いときは、
私のカメラでは明るさ不足で、なかなかカメラにおさめられません。

今頃から、春頃まではシジュウカラなどと混群をつくります。
冬になると毎日に様に見られるので楽しみです。
 
斐太(飛騨)歳時記Vol.52
2012-10-12
社の参道の並べられた屋台。秋祭は11台あるはず。
神社の境内で“からくり奉納”をする屋台です。
屋台の屋根のかざり。全部違います。一番のお気に入り
昨日に引き続き身近な話題を一つ。

10月9〜10日は例年秋の高山祭が開かれます。

春の高山祭とは違う社、八幡神社で神事が行われます。
曳きそろえられる屋台も春とは違いますので一度見て頂きたいです。

高山の祭は、全国にある勇壮な祭ではなく、
どちらかといえば豪華絢爛な屋台など、静かな祭ですね。

私が子供の頃は10月10日が“体育の日”でお休みでしたから、
平日の場合もある春の祭に比べて、観光客もずいぶん多かったです。

近年は、平日の場合が多いので以前の半分くらいの人出でしょうか。
今年も14〜5万人の観光客でにぎわったようです。

ちなみに当店は秋の祭とは全く関係が無いので、
写真も、仕事をサボって撮ってきました。
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